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トップページ助成金交付事業東京ガス環境おうえん基金2011年度助成先報告集

助成金交付事業

 

2011年度「東京ガス環境おうえん基金」報告集

 2011年度、「東京ガス環境おうえん基金」では、16団体に対して総額1,000万円の助成を決定しました。1年間の活動を終えた助成団体から活動報告が届きましたので、ご報告させていただきます。

 パワーアップおうえん
ICONアースディいのちの森
団体名 いのちの森実行委員会
助成金額 650,000円
活動地域 明治神宮境内
活動分野 総合環境教育
活動概要  4月23日、24日の2日間、明治神宮の森で、いのちのつながりを考えながら地球への感謝をささげるアースデイイベントを開催した。
 鎮守の杜では、自然・野鳥観察や森林セラピー体験会を行い、芝生広場では、太陽光発電による音楽を通して地球への感謝をささげるイベントや、ゲストを招き「森づくり」や「生物多様性」をテーマにしたトークショーを実施した。また、NPO法人響による、明治神宮内の水田での田んぼ体験のほか、ネイチャーゲームやクラフト教室、森のプレーパーク、セラピー、ヨーガなどを行い、約3000名の人が訪れた。
ホームページ http://www.inochinomori.net/
広場でのクラフト教室
広場でのクラフト教室

田んぼ体験
田んぼ体験
ICONmyホウキによる芝浦運河の生き物の棲み処つくり
団体名 運河を美しくする会
助成金額 800,000円
活動地域 芝浦商店会桟橋(東京都港区)ほか
活動分野 総合環境教育、生物多様性の向上
活動概要  芝浦アイランド周辺の生物多様性を高めることを目的に、myホウキによる簡便な生き物の棲み処を市民・児童と協力して作り、設置した。
 そこを周辺に住む市民の環境学習の場として9回の観察会を実施し、ゴカイ類・ハゼの稚魚・イガイ類・フジツボ類が多数生息していること、水面の深さによる生息状況の確認を行い、四季の生物の生息状態の変化を観察。
 また、水辺の積極的な利用による芝浦小学校への学習支援のため、3回の運河授業を実施した。
ホームページ http://www.tokyowaterfront.jp/
myホウキの引き上げ状況
myホウキの引き上げ状況
myホウキに生息していた生き物たち
myホウキに生息していた生き物たち
観察結果の報告
観察結果の報告
ICON外来種ブラウントラウトが河川生態系に与える影響
団体名 特定非営利活動法人 えんどっこ
助成金額 420,000円
活動地域 長野県中信地方の盆地、松本平を流れる河川
活動分野 野生動物保護
活動概要 【生体調査(広域分布調査、生息場所利用調査)の実施】
広域分布調査では、14河川33地点を調査範囲とし、7月から1月の間に捕獲調査を行い、生息場所利用調査では広域分布調査と並行し、ブラウントラウトの成長状態を把握した。
【一般市民を対象とした観察会の実施】
9月に水生生物観察会を、12月にはブラウントラウトの産卵床観察会を梓川で実施。
【有識者へのヒアリング】ブラウントラウトの生息や生態系の現状について、有権者に聞き取り調査を行った。
【シンポジウムの開催】
3月20日、豊科交流学習センター「きぼう」でシンポジウムを開催し、これまでに集めたデータの発表を行った。
ホームページ http://homepage3.nifty.com/endotuko/
ブラウントラウトの観察会
ブラウントラウトの観察会
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子
ICON北限域の造礁サンゴ分布調査プロジェクト
団体名 特定非営利活動法人 OWS
助成金額 1,000,000円
活動地域 房総半島(館山・沖ノ島)、三浦半島(荒崎)
活動分野 野生動物保護、大気・水・土壌環境保全
活動概要  調査を通じて、より多くの市民ダイバーに関東周辺海域での造礁サンゴの実態を知ってもらい、違法採取や地球温暖化問題についてい考えてもらうため次の活動を行った。

【『身近な海にすむ、造礁サンゴ写真展』 の開催】
   (2011/11/19~12/4)渋谷、(2012/2/4~2/26)町田
【サンゴ分布調査の実施】
  ・東京湾・鋸南町(2011/11/13) 確認した造礁サンゴ10種
  ・房総半島・館山(2011/7/23~25) モニタリング
【造礁サンゴ講演会の開催】
   (2011/12/2)渋谷  講師:五十嵐健志
ホームページ http://www.ows-npo.org/
東京湾で確認した造礁性サンゴ
東京湾で確認した造礁性サンゴ
調査をまとめたフィールド図鑑
調査をまとめたフィールド図鑑
ICON学校や地域における持続可能な開発のための教育(ESD)の推進
団体名 特定非営利活動法人 開発教育協会
助成金額 1,000,000円
活動地域 東京、神奈川、埼玉
活動分野 総合環境教育
活動概要  ESDの実勢における課題について、研究、交流を進め、ESDの活動を広げるため以下の活動を行った。

【ESD実践報告書の作成・発行】
 2008年度からの蓄積をまとめて、授業づくりの過程や実践の抱負を紹介したESD実践報告書「世界と私と未来をつなぐ授業づくりガイド」(小学生対象)を作成・発行した。
【研修会の企画・実施】 
 東京・埼玉・神奈川の3県でESD研修会を開催し、各地域の実践者に実行委員としても関わってもらったりなどして参加を働きかけた。
ホームページ http://www.dear.or.jp/
ESD研修会
ESD研修会
報告会の様子
報告会の様子
ICON気象キャスターと有機農家による地球環境農園教室
団体名 特定非営利活動法人 気象キャスターネットワーク
助成金額 400,000円
活動地域 埼玉県羽生市藤井下組
活動分野 総合環境教育
活動概要  農作業や気象の実験、生態系の観察などを通て、自然環境と共存したライフスタイルを学び、自然環境を化学の視点で洞察する力を養うことを目的に、埼玉県羽生市で気象キャスターと有機農家による地球環境農園教室を行った。

1. 6/25(土) 「地球にやさしい田んぼ」
 不耕起栽培の田植えを行い、耕していない固い土で苗を植える
 難しさを体験したり、カルガモを田んぼに放して役割を学んだ。
2. 7/2(土) 「田んぼの生き物」
 田んぼから採集した生き物の種類を調べ、水族館飼育員講師
 のもと、田んぼが豊かな生態系を育むことを学んだ。
3. 10/22(土) 「稲刈りをしよう、田んぼの環境を調べよう」
 不耕起栽培で実った稲を刈り、放射線測定器で田んぼや周辺
 の射線を測定。きれいな空気や水、土の大切さを改めて考えた。
ホームページ http://www.weathercaster.jp/
みんなで稲刈り
みんなで稲刈り
いきもの観察
いきもの観察
ICON北川流域の自然環境の復元活動の強化
団体名 北川かっぱの会
助成金額 420,000円
活動地域 東京都東村山市内の北川、北山公園、八国山緑地
活動分野 大気・水・土壌環境保全、総合環境教育
活動概要  北川流域から特定外来生物を駆除し、流域の自然環境の保全と復元を行うことを目的に次の活動を行った。

【オオフサモ駆除作戦】
 市役所と連携しながら、一般市民が5月と10月を中心に北川に繁殖しているオオフサモ駆除した。
【北山わんぱく夏まつり】
 北山公園で8月に実施。「北川を外来生物から守る」というテーマでパネル展示と、外部講師を招いた学習会を実施した。
【魚類調査】
 8月に投網と手網を用いて外来生物の生息調査を行った。
【生き物観察ガイド】
 ・北山公園内の「水と緑の掲示板」の内容更新(6回)
 ・「八国山・北山公園の生き物観察ガイド」を3月に発行
【児童向け環境学習講座】
 3カ所の小学校で計9回実施。北川流域の代表的な生き物、特定外来種について学習し、北川の水質調査も体験。
ホームページ http://homepage3.nifty.com/kitagawakappanokai/
北川のオオフサモを市民が駆除
北川のオオフサモを市民が駆除
投網で魚類調査を実施
投網で魚類調査を実施
ICON「山を知り やまを楽しむ やまの案内人」養成講座
団体名 ぐんま森林インストラクター会
助成金額 230,000円
活動地域 前橋市
活動分野 森林保全・緑化、大気・水・土壌環境保全、総合環境教育
活動概要  市民に森に親しんでもらい、森林保護への意識を高めるため次の活動を行う。
【春の山菜教室】
 山菜と間違いやすい野草を観察しながら採取のマナーを学び、山菜料理を試食。自然環境保全や自然の恵みについて考えた。
【子ども樹木博士と木登り体験】
 ゲーム感覚で樹木を覚える楽しみ方を体験してもらい、樹木博士認定基準により実力判定→認定証を授与。子どもには木登り体験、親には‘子ども樹木博士’を体験学習してもらった。
【家族で楽しむ森づくり体験】
 赤城山麓のサンデンの森をフィールドとし、刈払機を使用した笹の刈払い作業で安全作業を学んだり、間伐材の伐倒観察、丸太切り、クラフト教室でのクラフト作り体験を行った。
ホームページ http://guide.blog.ocn.ne.jp/
春の山菜教室
春の山菜教室
木登り体験
木登り体験
ICON境川クリーンアップ作戦
団体名 境川クリーンアップ作戦
助成金額 150,000円
活動地域 町田市、相模原市
活動分野 環境教育支援、市民への環境普及
活動概要  7月31日に町田市、相模原市の市民が協力して、境川流域の清掃活動を実施した。また10月29日には、これまでの活動の報告と、地域コミュニティをテーマにシンポジウムを開催した。
 各会場からの参加人数は次の通り。

 清掃活動の参加者は合計1,979名(前年1,434名)。
  一本桜会場 172名       親水広場会場 441名
  せせらぎ公園会場 233名   ひのき台会場 213名
  忠生会場 319名         根岸会場 263名
  小山会場 338名(今年のメイン会場)
ホームページ http://sakaigawa.exblog.jp/
清掃作業の様子
清掃作業の様子
清掃作業終了後の記念撮影
清掃作業終了後の記念撮影
ICON標本から学ぼう!身近な自然と私たちのくらし
団体名 特定非営利活動法人 自然環境アカデミー
助成金額 1,000,000円
活動地域 東京都
活動分野 野生生物保護、総合環境教育
活動概要  身近な野生生物を知り、その生態や生息環境の保全について関心を持ってもらうことを目的に次の活動を行った。
【どこでもミニ見に博物館】
 小さなスペースでも置け、興味を持った人が手にすることができる体験型標本セット(本剥製、触れる剥製、骨格標本、翼・足・嘴など)を作製。 野生生物や自分たちのくらしとの関わりについて学べるよう小学校等に貸し出し、要望に応じて出前解説も行った。
【親子標本教室】
 夏休みに親子を募り‘鳥はなぜ飛べるのか’というテーマのもと、標本教室「しくみ編」「なかみ編」を実施。標本を見たり触ったりしながら構造や生態の特徴を学び、「なかみ編」では解剖を見学して外からは見えない部分も観察し、理解を深めた。
ホームページ http://www.h7.dion.ne.jp/~academy/
標本を使って鳥の骨格を学ぶ
標本を使って鳥の骨格を学ぶ
生活に適してそれぞれ異なる羽の形
生活に適してそれぞれ異なる羽の形
ICONシブカサ
団体名 一般社団法人 シブカサ
助成金額 360,000円
活動地域 渋谷区内
活動分野 循環型社会形成
活動概要  シブカサ(=渋谷の傘)では、渋谷区内の店舗にてリユースのビニール傘を無料で借りられるシェアリング事業のPRを行た。
 また、一度使用されたビニール傘を市民や企業から回収し、シブカサとして50店舗存在する渋谷地区の飲食店や美容室等の提携店で無料で貸出し、いずれかの提携店に返却してもらうサービスを実施。渋谷の地域通貨‘アースデイマネー’と提携し、シブカサ返却の際に地域通貨が得られ、店舗での割引等が受けられるメリットもつけた。
(年間利用者:3千人、寄付の傘:2千本、参加企業:25社)
ホームページ http://shibukasa.com/index.html
シブカサのPRステッカー
シブカサのPRステッカー
ICON自然しらべ2011 チョウの分布 今・昔
団体名 公益財団法人 日本自然保護協会
助成金額 640,000円
活動地域 全国
活動分野 総合環境教育
活動概要  神奈川・東京・群馬・千葉にて、親子から大人まで参加できる「チョウ博士になろう!勉強会」と、地域の学習リーダー等を対象にした「チョウのモニタリング勉強会」を4回実施し、基本的なチョウの探し方から調査の意図、調べた結果から見えてくること等を伝えた。
 全国から集められたチョウのデータは学術協力者によってデータを確認し、精度を高めた上で解析を行い、参加者及び各メディアに結果
を発表。得られた貴重な成果は、将来にわたって自然保護に役立てるよう記録を公開していく。
ホームページ http://www.nacsj.or.jp/
勉強会でフィールド調査をしているところ
勉強会でフィールド調査をしているところ
チョウ博士になろう!勉強会の様子
チョウ博士になろう!勉強会の様子
ICON三宅島復興支援生態系豊かな緑地回復プロジェクト
団体名 一般社団法人 地球緑化クラブ
助成金額 950,000円
活動地域 東京都三宅島阿古地区
活動分野 森林保全・緑化
活動概要  2000年の大噴火により、高齢化した帰島者だけでは難しい植林作業において森林ボランティアを募り、森林ツアーを企画。
 島の復興には観光業の活性化も不可欠であり、自分達で植栽した苗木を通して三宅島に対する思い入れが強くなり、その後の植林の成長も見ていただきいという目論みから、8~9月に通算3回目となるツアーを実施した。
 2回目以降はリピーターが3割を占め、確実に活動の輪と植林地周辺の緑が広がりつつあり、生態系が回復してきていると実感している。
ホームページ http://www.ryokukaclub.com/
島の人から木の植え方を聞く
島の人から木の植え方を聞く
大きく育て
大きく育て
ICON住民参加による自然体験ゾーンの創出と活用
団体名 幕張ベイタウンにエコパークをつくる会
助成金額 700,000円
活動地域 打瀬ふれあい緑地エコパーク、千葉市立打瀬中学校(千葉市美浜区)
活動分野 実践活動、教育・意識啓発・普及活動
活動概要  エコパークに昆虫の食草や教科書に掲載されている植物、食育用の野菜など計55種類(野菜48種、花7種)を育てた結果、昆虫108種、植物220種を確認した。その一部をホームページで昆虫と植物の写真解説として紹介し、標本2箱分の昆虫標本の作製した。
 また、多様な生物がが棲むようになったエコパークを活用し次の活動が行われた。
【自然観察会】
6月:小学校低学年を対象に「いきもののつながり」をテーマに
   キャベツに産まれたモンシロチョウの卵を数えた。
10月:小学校高学年を対象にエコパークの様々な植物色素から
    作った色水で絵を描いたり、二酸化炭素吸収実験を行った。
【打瀬中学校との連携】
 エコパークをテーマに授業をしてもらい、成果をエコパークフォーラム
で発表の他、HPの作成、エコメッセ2011inちばへの出展を行った。
ホームページ http://ecopark.sakura.ne.jp/xoops/
エコパークでモンシロチョウの卵探し
エコパークでモンシロチョウの卵探し
エコメッセ2011inちばに出展
エコメッセ2011inちばに出展
 スタートアップおうえん
ICON親子工作教室で地球温暖化防止
団体名 特定非営利活動法人 アース・エコ
助成金額 280,000円
活動地域 神奈川県内の小学校、地区センター、公民館
活動分野 地球温暖化防止
活動概要  小学生とその保護者を対象に,親子工作教室を神奈川県内の5カ所で各施設と共同実施した。
 参加者には、ビデオ映像等で地球温暖化の原因と省エネ・節電の重要性を、実験体験から省エネ・節電の具体的な方法を学んだ後に、家庭で取り組める行動目標を立てもらい、行動実践に毎日取り組むようにお願いした。また、行動目標を思い出すきっかけとしてエネルギーをテーマにした工作を行った。
 親子工作教室の最後には、参加者に感想文を書いてもらい、この日学んだことの理解力を諮った。
 参加者数は、小学生88名、保護者46名。
ホームページ http://www.npo-earth-eco.com/
電球の消費電力比較で節電を学ぶ
電球の消費電力比較で節電を学ぶ

親子で工作に挑戦
親子で工作に挑戦
ICON山火事跡地への植樹活動と「ドングリ帰し」ブックの作成
団体名 特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所
助成金額 1,000,000円
活動地域 長野県東御市田之尻地区
活動分野 森林保全・緑化、総合環境教育
活動概要  山火事により焼けてしまった里山の修復と保全を地元保育園と協力して行い、活動を通じて環境への理解を深めていくことを目的に次の事業を実施した。
【植樹活動及びその保育活動】
 5月:山火事跡の植樹対象地1.5hに、5,600本の苗木を植樹。
 8月:下草刈りの保育を行い、里山としての機能回復を図る。
【生物調査の準備】
 緑化回復の後の山火事跡地の生物多様性の調査準備として、長野県の定めた指針マニュアルに即した方法のパイオニアである信州大学教授とパートナーシップ形成を行った。
【ドングリ帰し活動】
 拾い集めたどんぐりを土に帰す「ドングリ帰し」活動を環境教育の場として位置づけ、北御牧保育園の協力のもと、活動を行った。また、教材として「ドングリ帰しブック」を制作・配布した。
ホームページ http://www.slow.gr.jp/
ドングリを蒔いて苗作り
ドングリを蒔いて苗作り
下草刈り作業
下草刈り作業
 
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