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トップページ助成金交付事業東京ガス環境おうえん基金2010年度助成先報告集

助成金交付事業

 

2010年度「東京ガス環境おうえん基金」報告集

 2010年度、「東京ガス環境おうえん基金」では、10団体に対して総額1,000万円の助成を決定しました。1年間の活動を終えた助成団体から活動報告が届きましたので、ご報告させていただきます。

 パワーアップおうえん
ICON自然エネルギー普及・啓発及び導入促進活動
団体名 特定非営利活動法人 アクト川崎
助成金額 1,000,000円
活動地域 川崎市
活動分野 地球温暖化防止
活動概要 川崎フロンターレと連携し、クラブハウスに太陽光熱温水器を設置し、市民に自然エネルギーをより身近に捉える機会を創出しました。サッカーは市民に身近な代表スポーツであり、川崎市のホームタウンスポーツでもありますので、多くの市民がプロジェクトに参加し、自然エネルギーの重要性を体験することで、関心が高まり、より一層の普及・啓発活動の効果が発揮されました。
ホームページ http://homepage3.nifty.com/act-k/
クラブハウス屋上の設置写真
クラブハウス屋上の設置写真

ソーラーシステム見学会
ソーラーシステム見学会
ICON「植栽いかだ」による水質浄化と体験環境学習
団体名 特定非営利活動法人 印旛野菜いかだの会
助成金額 600,000円
活動地域 佐倉市臼井田西印旛沼に隣接する低地排水路
活動分野 大気・水・土壌環境保全、総合環境教育
活動概要 環境生態工学(エコエンジニアリング)の手法による、環境に優しい「植栽いかだ」で野菜(空芯菜・ハーブ・花菖蒲)の水耕栽培と、生態系を破壊するアオコ(藍藻類)の発生を抑制し、二枚貝で濁りの原因の浮遊有機物質を吸収させて、透明度を高め光合成の働きで水生生物の繁殖を促します。多様な水生生物が育むことで、窒素・りんの系外排除に寄与し、水質浄化に貢献します。
ホームページ http://genki365.net/gnks01/mypage/index.php?gid=G0000123
植栽いかだに乗っての釣りの風景
植栽いかだに乗っての釣りの風景

空芯菜祭植栽
空芯菜祭植栽
ICON外来種ブラウントラウトが河川生態系に与える影響
団体名 特定非営利活動法人 えんどっこ
助成金額 550,000円
活動地域 長野県松本市梓川 梓橋~下島橋下流付近
活動分野 生物多様性の保全
活動概要 【野外調査(資源量調査、食餌物調査)】
資源量調査では、梓川の一定区間を調査範囲とし、1カ月ごとに捕獲・目視調査により尾数を把握し、食餌物調査では、資源量調査の補獲個体の中から成熟した5尾程度のブラウントラウトの胃を摘出し、内容物を同定しました。

【ブラウントラウト観察会】
8月に、梓川で魚類の観察会を一般市民の参加により行いました。12月に事前に把握しておいたブラウントラウトの産卵床を一般市民の参加により見学をしました。 有識者へのヒアリングを調査を行い、3月6日にシンポジウムを開催しました。シンポジウム開催を通して、一般市民への普及は十分効果があると考えられます。
ホームページ http://homepage3.nifty.com/endotuko/
シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

捕獲状況
捕獲状況
ICON海辺の自然体験活動と生きものガイドブック作成
団体名 特定非営利活動法人 オーシャンファミリー海洋自然体験センター
助成金額 800,000円
活動地域 神奈川県三浦郡葉山町の海岸、海
活動分野 総合環境教育、海洋性生物多様性の保全
活動概要 【海辺の自然体験教室の開催】
海辺のハイキング、磯の生きもの観察、海の安全教室、スノーケリングでの海の生きもの観察等を開催しました。
自然体験教室内で子どもたちと一緒に検証をしながら、「葉山・海辺の生きもののガイドブック」を作成しました。
イラストや写真を多くする、専門用語にはルビをふることで子どもが見やすくし、子どもや保護者の皆さんから、「絵と写真が多く見やすい」、「家族全員で読んで興味をもち、実際にフィールドに行く機会が持てた」などの感想が寄せられました。
ホームページ http://www.oceanfamily.jp/
ガイドブック表紙
ガイドブック表紙

磯の生き物観察
磯の生き物観察
ICON北限域の造礁サンゴ分布調査プロジェクト
団体名 特定非営利活動法人OWS
助成金額 1,000,000円
活動地域 房総半島(館山・沖ノ島・鴨川)三浦半島(荒崎・葉山)伊豆半島(小田原)
活動分野 野生動物保護、大気・水・土壌環境保全
活動概要 【現地潜水調査(探索調査)の実施】
事前調査の結果を元に、調査海域を定め、潜水調査を実施。一般ダイバーに広く協力を呼びかけました。

【現地潜水調査(モニタリング調査)の実施】
写真記録・スケッチ記録を行い、昨年のデータとの比較を行う。

【造礁サンゴフィールドブック(後編)の作成】
現地潜水調査で撮影したサンゴのうち前編での未収録種などあらたに後編として「造礁サンゴの生態」ページを作成。

【調査結果の活用と普及啓蒙】
調査結果を広く一般に情報発信する目的で、「北限のサンゴを調べる」というトークセクションを開催。サンゴ礁の重要性と市民の協力の必要性を説きました。
ホームページ http://www.ows-npo.org/
モニタリング撮影の様子
モニタリング撮影の様子

探索調査での造礁サンゴ撮影
探索調査での造礁サンゴ撮影
ICON気象キャスターと有機農家による地球環境農園教室
団体名 特定非営利活動法人 気象キャスターネットワーク
助成金額 400,000円
活動地域 埼玉県羽生市藤井下組
活動分野 総合環境教育
活動概要 農園で春から秋にかけて有機農業による米や野菜など農作物の栽培を行いました。その間に3回気象キャスターと有機農家による農園で子どもとその親・家族を対象とした環境教室を実施しました。農作物の植え付けや収穫の体験、農園での気象・環境の実験や観察など、固定したフィールドで長期間にわたって農作物の栽培や・観察、気象観測などを行いながら情報を発信することで、農環境や食の問題などを自分たちの生活の中でより具体的に捉え考えて、環境教育活動を実施することができました。
ホームページ http://www.weathercaster.jp/
サツマイモの収穫
サツマイモの収穫
ICON住まいを題材とした小学校向け環境教育テキスト作成
団体名 こどものためのオープンハウス
助成金額 520,000円
活動地域 横浜市
活動分野 地球温暖化防止活動、総合環境教育
活動概要 誰にとっても身近である「住まい」を題材とした環境教育は、学んだことをすぐに生活の場で実践できるという点で、とても効果的です。住まいをテーマとした環境教育が、小学校の授業の中で一般的に実施して行く事ができるように、家庭科で行う環境教育プログラムを作成して冊子にまとめ、広く小学校に配布することを目的として活動を行いました。横浜市内346校に教育委員会からの紹介書類として無料配布することができました。
ホームページ http://www.kodousu.net/
製作したテキスト
製作したテキスト

デモ授業の様子
デモ授業の様子
ICON境川クリーンアップ作戦
団体名 境川クリーンアップ作戦実行委員会
助成金額 150,000円
活動地域 境川の小山橋から西田橋の間、約10kmを7つの会場
活動分野 大気・水・土壌環境保全
活動概要 社会全体に「エコ」の意識が確立されつつあるなか、境川の清掃を通じて環境意識の実体験を学んでいただきたい、境川の清掃を通して相模原、町田両市民、特に子どもちの環境意識を向上させ、失いかけている老若男女、地域の交流を深めれらるよう働きかけることを目的としています。
2011年のスタートから10年を迎えることになり、昨年新たに2会場を設け、過去最高の約1,500人が参加されました。
ホームページ http://sakaigawa.exblog.jp/
川の中のゴミ拾いの様子
川の中のゴミ拾いの様子

「フェンスdeギャラリー」の様子
「フェンスdeギャラリー」の様子
ICON標本から学ぼう!身近な自然と私たちのくらし
団体名 NPO法人自然環境アカデミー
助成金額 1,000,000円
活動地域 福生市内の小学校等
活動分野 野生生物保護、総合環境教育
活動概要 【どこでもミニ見に博物館】
小さなスペースにも置けて、誰でも興味を持って手に取り体験しながら、野生生物や自分たちのくらしとの関わりについて学べる標本セット(本剥製、卵などの模型、巣の標本、ミニ絵本、クイズなど)を作成し、小学校等に貸出ました。貸出の際は、出前解説を行いました。

【親子標本教室】
夏休みには石、植物、鳥の3コースで親子を募り、標本教室を実施しました。標本とは何か、作成する意義など解説を聞いた後、実際に標本作成を体験し、対象物とじっくりと向き合いました。
ホームページ http://www.h7.dion.ne.jp/~academy/
保育所に設置したどこでもミニ見に博物館
保育所に設置したどこでもミニ見に博物館

夏休み親子標本教室石コース
夏休み親子標本教室石コース
ICON「生きもの米」水環境改善プロジェクト
団体名 特定非営利活動法人 水のフォルム
助成金額 570,000円
活動地域 見沼田んぼの一部(さいたま市見沼区見山地区)
活動分野 循環型社会形成、森林保全緑化・緑化、大気・水・土壌環境保全
総合環境教育
活動概要 ・無農薬・無化学肥料による稲作
 水田の復元、新規1,500㎡を達成(23年度も継続)
・水田環境の調査
 生きもの見つけ(水田内及び周辺)随時
 水質(窒素・リン)の簡易モニタリング 引水期間内随時
 生きもの調査 ガサガサ水辺の移動水族館山崎館長による調査結果
・地域住民及び地元企業への環境普及活動
 市民講座「生命を生かす水を守る」
ホームページ http://www.w-forum.jp/
水田環境調査の様子
水田環境調査の様子

「生きものの田んぼ」で田植え体験
「生きものの田んぼ」で田植え体験
 スタートアップおうえん
ICONイカダ方式による芝浦運河の生き物棲み処つくり
団体名 運河を美しくする会
助成金額 1,000,000円
活動地域 芝浦西運河芝浦商店会桟橋
活動分野 野生生物保護、大気・水・土壌環境保全、総合環境教育、生物多様性の向上
活動概要 ・生物生息条件が悪い運河において、新たな生き物の棲み処を創出する事の確認としてイカダの設置観察会を4回実施しました。
ゴカイ類、ハゼの稚魚、イガイ類、フジツボ類が炭素繊維、ホウキ、プラスチックケースの中に多数生息することの確認を行い、生物の住み良い環境について、地域住民の方々と会員が共通認識を持つ事ができました。
・芝浦小学校4年生を対象に運河授業、運河調査隊、研究発表会を開催しました。運河の生き物についての啓蒙活動を実践し、水辺に親しんでもらうことができました。
・運河まつりを出展参加し、地域住民の方々に広く運河の生物の生息状態を理解してもらうことができました。
指導を受けながら棲み処作りをする様子
指導を受けながら棲み処作りをする様子

桟橋に設置した棲み処
桟橋に設置した棲み処
ICON森のエネルギー開発を目指した週末林業推進セミナー
団体名 NPO法人自然文化国際交流協会
助成金額 880,000円
活動地域 北佐久郡立科町山林・茅野市北山山林
活動分野 森林保全・緑化
活動概要 「森のエネルギー開発」の趣旨目的の普及のために地元住民・観光客別荘客、自然体験プログラム参加等の多様な人々を対象とした、各種セミナーワークショップの開催をしました。当地を訪れる多様な人々の参加の下、セミナーやワークショップを開催したことによって、日本の人工林の現状・森林整備の重要性・森林資源の活用の方法等についての意識啓発が推進されました。
ホームページ http://npoceie.org/symposium/
皮むき間伐及び林地残材収集活動
皮むき間伐及び林地残材収集活動

林内作業車による林内放置材の収集活動
林内作業車による林内放置材の収集活動
ICON環境学習プログラム熱帯雨林がやってきた!
団体名 一般社団法人 オランウータンと熱帯雨林の会
助成金額 802,987円
活動地域 国内・関東
活動分野 総合環境教育
活動概要 オランウータンは絶滅の危機にあるといいますが、実は私達が毎日使うエネルギーの話とも関係が深いということを知らない人が多い。オランウータンの暮らす森と私達の関係を伝えるために“森のひとのはなし”という冊子を作成しました。写真などの資料を使い、子どもから大人まで読むことができる内容にまとめました。
冊子 森のひとのはなし
冊子 森のひとのはなし
ICONプラスチック資源の省エネ型国内循環モデル普及事業
団体名 特定非営利活動法人 地域パートナーシップ支援センター
助成金額 530,000円
活動地域 東京都大田区および東京都区市町村
活動分野 地球温暖化、循環型社会形成、総合環境教育
活動概要 身近なペットボトルキャップの回収から障害者支援施設での選別作業、再生製品の地域還元に至る地域循環モデル事業の大田区での実施。モデル事業で得られた内容から実践ガイドを制作。東京都内区市町村への配布による普及を行いました。実施においては、学校でのプラスチックリサイクル学習の支援、オリジナル教材の開発、再生製品の開発を行いました。また地域へのマナー教育、再生製品の利用促進のための資源循環講座の開催、イベントへの出展、展示、サンプルの配布を行いました。
ホームページ http://www.candp.or.jp/
キャップを分別して入れる子どもたち
キャップを分別して入れる子どもたち

キャップ分別ゲームセット
キャップ分別ゲームセット
 
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